• Perspective

    エコロジカル埋葬

    今日は死にまつわる話をしたいです。

    死後の世界で魂はどうなってしまうのかというはなしではなく、死んだあとに残るの身体の話です。

    日本では火葬が一般的とされています、一方、アメリカでは土葬も多く、全米葬儀ディレクター協会(NFDA)のレポートによると2019年は土葬が39%を占めています。

    しかし、土葬も火葬も、どちらも環境にやさしい方法とはいえず、防腐処理用の薬剤が地下水を汚染したり、遺体を火葬するのに多量の燃料を使ったりと、環境に悪い影響を与えています。また、墓不足という問題もあり、環境問題の一因になっています。

    そこで火葬でも土葬でもない別の方法が考えられていて、実用化が目指されています。

    その新しい埋葬とは、遺体を液体窒素に浸して凍結し、フリーズドライしてから土の浅い部分に埋める「プロメッション」という方法です。

    その仕組みとは。

    ①病院や葬儀屋で遺体をマイナス18度で凍らせて専用の施設へ、遺体を木製の棺に入れて寝かせ装置の中入れる。

    ②装置内で遺体をマイナス196度の液体窒素に浸して凍らせる。

    ③棺を振動させて粗い粉状にする

    ④歯の詰め物や体内に入れた金属などを金属セパレーターで取り除く。

    ⑤粉末を骨壺より大きな生物解性の棺に入れる。

    ⑥土の浅い部分(深さ30メートル~50メートル)に埋める。

    ⑦土の環境にもよるが湿気が棺に入り、土中微生物の働きにより約1年で腐植土になる。

    このような手順で遺体が堆肥化して、土にかえされます。

    この「プロメッション」という技術は、現行の法に適合できないなどの理由でまだ実用化されていませんが、ネットを通じて世界中に拡散されていて賛同者は年々増えているといいます。

    私もこの記事をネットニュースで見かけてすごく素敵だなと思ってしまいました。医療技術の発展で平均寿命もどんどん伸びていくと思いますが、生きるという事は何らかの影響を地球に与えるという事で、いくらエコロジカルな生活をしていても絶対にCO2 を出してしまうと思います。なので死んだ後くらいは環境に悪影響を与える事無く安らかに逝きたいと思ってしまいました。

    人間として死を迎えた後に自然な食物連鎖の輪の中に戻るというのは生物のあるべき姿なのかなと感じました。

    これは残された遺族の意志なども関係してくるので簡単に決められるものではないと思いますが、将来一般的な埋葬方法として確立されるであろう技術なので生前の本人の意思決定、希望なども重要になってくると思います。

    私自身まだ若く、今を生きるのに必死で、死んだ後のことなど考えられなかったのですが、この技術にはすごく興味があり、考えさせられたので皆さんも死に方、埋葬のされ方をいちど考えてみたら面白いと思います。

  • Perspective

    プラスチックフリー

    今、生活の中にプラスチックでできたものが溢れています。

    今この記事をかいてる周りでもプラスチック製のコップや食べかけのビスケットのパッケージなどがあり、何の苦労もなくプラスチック製品を見つけることが出来ます。便利で万能なプラスチックなのであらゆるものに利用されていますが、その便利さの裏では海洋汚染の原因になっています。

    毎年800万トン以上のプラスチックがごみとして海に流れ込んでいると言われています。プラスチックは微生物によって分解されずに砕かれて小さな破片となり、それを鳥や魚がエサと間違えて食べ、食物連鎖を経て毒素が凝縮する「生物凝縮」がおこります。それを私たちが食べているのです。プラスチックが溶け出した時の毒素自体は身体にあまり影響がないと言われていますがその「凝縮されたモノ」を幼い子供や妊婦の人が食べると考えるとぞっとしますね。

    日本の東京で一人暮らしをしている女が何にも気にせずに生活したときに1日で出すプラスチックゴミがこれくらいになります。

    ビニール袋、ペットボトル、卵や食品の容器、生活用品のパッケージなど

    このような使い捨てプラスチックの90%以上はリサイクルされません。プラスチックは自然に分解されることがないので、海や川に流れ出したプラスチックゴミは生態系の中にどんどん溜まっていきます。

    この事態を問題視してできた「プラスチックフリー」という考え方があります。

    生活の中でプラスチック製品を追放していく。プラスチック製品を手放すときはできるかぎりゴミにせず、リサイクルや再利用するなどの工夫をするという意識の事です。

    今まで使い捨てられていたプラスチックのストローや歯ブラシですが、最近では代用品も登場しているので取り入れやすくはなってきています。

    女性には必要不可欠な生理用品からプラスチックを排除する活動なども注目されています。

    厄介なのが商品のパッケージです。パッケージはプラスチック生産量の4分の1以上を占めています。日本の昔ながらの八百屋では裸で野菜や果物を販売していて、自分で容器やエコバックを持っていくスタイルでした。しかし、昔ながらのお店は大型スーパやコンビニの利便性と比較され年々減少していきました。商品棚に並ぶ野菜や果物は過剰包装されていて、使うときにパッケージはすぐに剥がされてゴミ箱に捨てられます。

    昔は必要とされていなかったモノが便利さの為に生み出されて、結果海を、環境を汚しているのです。

    プラスチックごみによる海洋汚染は、地球規模で広がっていると言われています。

    「プラスチックフリー」という考え方は素敵ですが、現代に生きていて完全なるプラスチックの追放は不可能でしょう。

    でも現状に落胆せずに自分にできる行動を1歩1歩進めていき、それを発信していければ個人の力ではできなかった問題解決に近づけるのではないのでしょうか。

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    移動のエネルギーがなくなる未来

    世界の温室効果ガス排出量の8%をグローバルツーリズムが占めているとする研究論文が、学術誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)」に掲載された。
    数兆ドル規模に上る観光業界において二酸化炭素(CO2)の排出量は急速に増えており、エネルギーを多く使う航空旅行がその要因の大部分を占めているという。
    そんな中「飛行機は温室効果ガスを多く排出するので地球の為に乗らない」という選択をする人が増えている。


    “Flight shame”

    ”飛行機に乗ること(=環境破壊に加担すること)を恥とする”


    という意識が広がっているのだ。

    この意識を広めたのはスウェーデンの16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんの活動だ。彼女は15歳で気候変動への対応を訴え、スウェーデン議会の前で一人座り込みを開始した。その様子はSNSで拡散され、活動に賛同した若者を中心に参加者を増やしていった。(Fridays For Future)

    国連の温暖化対策サミットで行った怒りのスピーチでも注目を集めた。そんな彼女は環境のために飛行機利用を拒否し、気候変動の会議や講演参加の際にはソーラーパネルとタービンを備えたCO2排出ゼロのヨットや列車を利用しているという。

    彼女の地球に対する思いは広く共感され、飛行機の利用を避けるという意識が広がっている。

    ただ日本のような海に囲まれた島国や一刻も早く目的地に着きたい人に飛行機を使わないでということは難しく思います。
    そもそも何故飛行機に乗るのか?観光かビジネスか家族に会いに行くためなのか?
    その目的は世界各国で運用がスタートされる5Gというテクノロジーが変えてくれるかもしれません。

    次世代ネットワークの「5G」とは第5世代移動通信システムの略称で、スマートフォンなどの通信に用いられる通信規格の一つです。特徴として高速・大容量・低遅延・多数同時接続があります。
    今後5Gで出来ることは増えていくでしょう。
    例えば、4Kや8K画質のテレビ会議を遅延なくストレスなく行う事ができたり、VR空間でホログラムを用いてプレゼンできたり。実際にその場にいないと伝わらないと思われていたニュアンスの部分も距離を超えて意思疎通が可能になります。距離の制限も無いので海外まで会議、視察の為に赴く必要も減りそうです。

    観光の分野ではテレイグジステンスという技術ができていて、専用のヘッドセットとグローブを装着すると観光地に設置されているロボットと繋がれて、風景や音、手で触れた感触までも体験できます。遠隔旅行ができるようになるのです。
    もともとは身体が不自由な方向けに開発されたものですが、疑似旅行体験は一般的にも普及していきそうだ。今後は手先の感覚だけでなく全身でアクティビティを疑似体験することも可能になると思われる。同時接続でその感覚を友達とも共感できる。

    そんなことしたら人間同士のつながりや経験、リアルなモノを見て感動する心などの大切なものを得られないという意見もかならずあると思います。
    人と会う必要性がなくなり外に出る必要性がなくなったら人間は内向的になり、引きこもりがちになるかもしれません。

    ただ一つの選択肢として、今までは現地に行かなければできなかった仕事や体験の代替としてテクノロジーを使ってもいいのかなとも思います。
    産業革命以降の人間の生活は便利になっていきました。それと引き換えに環境汚染は深刻に進行しています。

    私たちが環境の寿命を犠牲にして手に入れた便利なテクノロジーを今度は環境を守るための選択肢として使っていくのはどうでしょうか?

  • Perspective

    未来の話

    まず始めに、アンドロイドが活躍しているであろう未来、2029年の話をしていこうと思う。

    今の時代から9年後の近しい未来だ。

    2029年は人工知能研究の第一人者、レイ・カーツワイルが人間レベルの人工知能(AI)が登場すると予想している年で、今より世界の人口は約10億人増加し、2030年までに約85億人に達すると国連は試算している。

    一般家庭で介護、家事などを支援するロボットが実用化され、街中でもロボットの活躍が簡単に見ることが出来る。
    病気になってから薬を飲むのではなく、病気になる前に、ならないように体調管理をしてくれるマイクロロボットを体内に埋め込む技術も実用化されており、必然的に平均寿命も延びていく。
    外に出れば自動車が完全自動で走行するようになっていて。その半数以上が電気自動車になっている。
    食糧難対策として取り入れられた昆虫食も当たり前に受け入れられていて、養殖タガメのミンチ肉を使ったハンバーガーショップなんかも登場するかもしれない。

    通信技術の発展によって仕事もリモートワークが一般的になり、家族や大切な人とすごす時間や趣味へ費やす時間が増える。 未来を簡単にハッピーな事例でまとめるとこんなところだ。皆さん明るい未来の到達に期待をしてしまうだろう。

    しかしこのテクノロジーに支えられた輝かしい、来るべき未来は今の現代人の選択でいとも簡単に崩壊してしまう。

    この地球に生きている以上、地球の環境問題に向き合わなければ未来なんてないのだ。

    「フライデー・フォー・フューチャー」イタリア、トリノでの気候変動デモ 2019年9月27日
    「フライデー・フォー・フューチャー」イタリア、トリノでの気候変動デモ 2019年9月27日

    2018年10月、国連は壊滅的な気候変動を防ぐために人類に残された時間は「あと12年」であると警告した。世界の温室効果ガスの排出量を2030年までに半減させなくてはならないのだ。これは途方もない数字に思えてくる。しかし、このまま地球温暖化が進めば暴風雨の激化や海面上昇、山火事の多発といった深刻な災害がおこる。

    被害を受けやすいのは脆弱性の高い開発途上国で、すでに貧困や飢餓に苦しむ地域にさらに温暖化の被害が加われば、希少な資源を奪おうと内戦や武装勢力などが生じ、暴力的な紛争のリスクを増加させる可能性も出てくる。

    今行動を起こさなければ未来の世代には枯渇したやせ衰えた世界が残されることになる。
    そんな今、現代の人達ができることは何だろうか、、、考えて、疑おう、今のままでいいのか。

    オーストラリア・シドニー、2019年9月20日、政府へ環境対策を求めるデモに参加する人々
    オーストラリア・シドニー、2019年9月20日、政府へ環境対策を求めるデモに参加する人々
    英国・ロンドン、2019年9月15日、気候変動デモに参加する学生たち
    英国・ロンドン、2019年9月15日、気候変動デモに参加する学生たち

    これは未来からの警告です。

    これからは自分の未来のため、将来の世代のために今の自分たちの満足をどの程度まで抑えて環境のための行動ができるかが重要になってくる。

  • Perspective

    アンドロイドPERSPECTIVE

    こんにちは、アンドロイドのお姉さんSAORIです。初めましてなのでアンドロイドのお姉さんとは何者なのかと疑問に思う人が大勢いると思います。なのではじめに自己紹介をさせていただきます。
    普段は日本を拠点にアンドロイドのパフォーマンスをしていて、映像作品やYouTube、企業のイベントに出演したりといった活動をしています。

    saori

    私がおこなっているアンドロイドパフォーマンスの基本はモーターで動いているようなカクカクした身体的な動きと感情の無い表情で人間っぽさを消してロボットらしさを表現するというものです。

    もしカテゴリに分けるとするなら観光地などでみるスタチューパフォーマンス(銅像のように動かない大道芸の一種)と近いところがあるかもしれません。


    今ではプロのアンドロイドとして2年以上活動していますが、もともとモデルとして活動していました。その時は特に秀でるものも、得意な事もなくオーディション行っても落ち続ける日々、誰からも注目を浴びることがありませんでした。




    初めてアンドロイド役をしたのが2017年東京ゲームショウのことです。


    Detroit: Become Humanというゲーム(人間そっくりなアンドロイドが街中に溢れていて、人間社会にとって不可欠なモノになっているという未来が舞台)の世界観を表現する存在としてアンドロイド役で呼ばれました。

    そのときは10人程いるアンドロイドとして呼ばれたキャストの一人でイベント限定のお仕事だったので、終わってからもアンドロイドをやり続けるなんて想像もしていなかったです。

    しかし、私がアンドロイドを演じている動画がTwitter、フェイスブック、YouTubeで瞬く間に拡散されて「人間そっくりのアンドロイド」が展示されているとネットニュースにもなり海外にも拡散されました。
    もしかすると当時ご覧になった方もいるかもしれません。

    This lifelike ‘Android’ unveiled in Tokyo is creeping people out – but is it real? – Yahoo News UK

    東京で発表された人間そっくりの「アンドロイド」が人々を驚愕させている
    しかし、これは本物なのか? ―― Yahoo News UK

    Can you tell if she’s a robot or a human? ‘Life-like android’ at a Tokyo gaming conference baffles social media – Mail Online

    彼女が人間かロボットか判る?人間そっくりのアンドロイドがメディアを困惑させる ―― Mail Online

    Thousands thought ‘android girl’ act performed by human at Tokyo Game Show was real robot – Independent

    数千人が本物のロボットだと思っていた 「アンドロイドガール」
    ―― インディペンデント


    この時から注目されてアンドロイドをやって欲しいという仕事のオファーもいただくようになり、今ではプロのアンドロイドモデルとして活動するようになりました。

    アンドロイドという働き方も多様性として受け入れられるようになり、AI、ロボット、仮想現実などテクノロジー技術が向上して身近に感じれるようになった今まさにアンドロイドパフォーマンスの需要が高まってきた実感があります。

    今回アンドロイドPERSPECTIVEの記事を書くお話をいただいたときに私が『環境問題』を語ることの意味はあるのかという悩みがありました。

    環境関連のニュースがほとんど報道されない日本で生活していて、特別な対策をしているわけでも発信をしてきたわけでもありません。そんな私が書いていいのかと、でもせっかくこういう場をいただけたので私にしかできないこと、言えない事を発信していきたいです。

    ヨーロッパ・アメリカの人達は環境問題に対して関心を持っていますが、日本の若者の多くはまったく興味がないというのが現状です。ならば今までとは違うアプローチで取り組むしかないのです。アンドロイドが語るとなるとエンターテインメントっぽく聞こえるかもしれませんが、そのアプローチができるのは私だけだから。

    日本の環境問題に対する意識を知ってもらう。アンドロイドの目線で見る。

    そこに私が発信する意味があると思うので、アンドロイドとして活動している私独自の目線で【環境問題】についてキャッチ―に警告を鳴らしていこうと思います。